今回は音楽をテーマにしたおすすめ作品を集めました
『ギヴン』 キヅナツキ
好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日。上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
コミックシーモアより
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!
まずは何はともあれギヴンです。bl作品だと知らずにアニメを見てた方も多いんではないでしょうか。
爽やか青春バンド物語を想像して読むと思ってるのとちょっと違うかもしれません。
この作品は登場人物みんなの心の奥にある苦しさや寂しさを抱えてのめり込める音楽に出会えたけど、それは救いもにもなるしときに心を映すことにもなる。
とにかく心が締め付けられて泣いて泣いて、暖かくてこの作品に出会えて本当によかったです。
『クラスのイケメンと地味キャラがバンド組む話』 イズミハルカ
「どうしようもなく 恋をしている――」
イケメンで成績優秀、人気者の龍。誰からも注目されない地味キャラの波瑠。
コミックシーモアより
クラスでは全く接点のない二人が、実は一緒にバンドを組んでいるということは誰にも秘密。
そして、波瑠の家のスタジオに集まっては、密かにキスを繰り返しているということも。二人きりになると、優等生の皮を脱ぎ捨て、波瑠を翻弄する龍。そんな龍に恋い焦がれ抗えない波瑠だったが、龍の本心はいつまでも見えなくて――。誰かに知れたら、この関係は終わり。
さらに、そんな二人の関係をかき乱す、波瑠がかつて参加していたバンドのメンバーも現れて…!?
ひりつく青春の、エモーショナルなバンドラブストーリー。
音の波が聞こえてくるような、素人にもわかるくらいの音と一つになる感覚の表現が秀逸です。少し偏見ですが男の子がバンドにハマる理由がわかる気がします。
音を水に例えて描いてる描写もとてもステキです。
もちろんちゃんと恋愛もしています
『世界でいちばん遠い恋 』 麻生ミツ晃
[五十鈴 歩、29歳、投資家]
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。[壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、
コミックシーモアより
偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。
五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、
臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、
そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー
静かにゆっくり二人の世界で進んでいく空気感がとてもいいです。
少し無骨だけど繊細で優しい十嘉のバイオリンを弾くときの指や顔のラインや姿がきれいで全身全霊で奏でている姿がとても美しいです。子供の頃の十嘉もかわいいです。
絵は線が細く二人の繊細で細やかな優しさにぴったりです。
『ブルーノート』 束原さき
【恋なんて、もうできないと思っていた――。】ある出来事からピアニストの夢を諦めかけ、バイトと身体を売ることで生計を立てている奏。ある日、ラウンジプレイヤーの仕事で、謎の男・戈木と出会う。ピアノの腕を素直に褒める彼に、奏は過去のトラウマと重ねながらもほのかな恋心を抱く。誘われるがままついて行った戈木の部屋で、「俺の専属ピアニストにならないか」と提案され…!?
コミックシーモアより
絵もストーリーも世界観もすべてが美しく、ピアノの旋律が聞こえてくるような海外の雰囲気のある作品です。
戈木さんスパダリすぎます!運命と出会えるお話は本当に幸せな気持ちになります。
さいごに
読んでいるのに音も聞こえてくるようなステキな作品ばかりですのでぜひ読んでみてください!