BL作品を初めて読む方や読んでみたいけど何から読んでいいかわからない方へ、読みやすいおすすめの作品を5作品ご紹介します!
『君は夏のなか』 古矢渚
1巻完結 続編アリ
あらすじ
男子高校生2人、夏、聖地巡礼。お互いに映画が好き―――佐伯千晴と戸田渉はそんなよくある共通点から仲良くなった。一緒にいると楽しい、自然とそうなったある日2人の関係を一変する出来事が…。落ち着かない気持ちの中、千晴が夏休みを使って“聖地巡礼”しようと持ちかけてきて…。人を好きになる、ということ。それはどうしようもない、ということ。男子高校生2人が紡ぐ、眩しくて愛しい青春劇。
この作品はどこを切り取っても青春で、夏が来るといつも読みたくなってしまうとても爽やかな作品です。
男子高校生が夏休みに好きな映画の聖地巡礼をしたり、ちょっとした不器用さを行動で超えていくなど青春のお手本の様な作品で、初めて読む一冊目にピッタリな作品です。
『親友の「同棲して」に「うん」て言うまで』ろじ
1巻完結
あらすじ
感情が表には出ない湊と感情が全て顔に出る航。
正反対なのに写真という共通の趣味で仲良くなった2人は大学時代に同居していた。
湊の就職により同居解消が決まり航は恋愛感情を自覚、社会人になり湊と再会して―…?
絶対に付き合いたい攻×絶対に親友でいたい受の両片思いから始まるラブコメ★
大切な湊に起きた大事なことを人づてに知った時の航に大共感(涙)
親友とする会話ってこういう感じだよねって嬉しくなるような作品です。
『ひだまりが聴こえる』 文乃ゆき
1話完結 続編あり
あらすじ
―――あいつ、耳聴こえねーの?
普段BL作品を読まない人でもこの作品は読んだことあるっていう方が多い作品です。
逆にBL要素はあまりないかもしれません。
難聴のせいで色んな事を諦めるのが早い航平とそれを行動で超えてくる太一の関係がゆっくりと丁寧に描かれていて、読み終えた時に作品のタイトルに気持ちがじんわり温かくなります。
『群青のすべて』 古矢渚
一巻完結
あらすじ
【気づけばそれは】 中1から高2までずっと同じクラスだった牧原快(まきはらかい)と水代漣(みずしろれん)。 でも高校生活最後の1年で別々のクラスへ。変わりなく流れていく日常に、小さな波紋が生まれて…それはいつしか隠していた気持ちを芽吹かせる。 言いたくて、言えなくて。心のずっとずっと深いところにいた気持ちが出した答えは… 男子高校生の声にならない恋と青春の軌跡。
人見知りで口数も多くない漣と社交的でいつも明るく漣をひっぱって世界を広げてくれる快。
快みたいなキャラって好きバレしたらカラッと「好きだよ!」って言いそうなんですが、快は「もう関わらないからごめんな」と線を引くんです。泣
少し胸がギュッとなりますがぜひ読んでいただきたい一冊です。
『メロウガーデンで待ち合わせ』 篠芽ゆひ
一巻完結
あらすじ
花屋を営む旭はある日、雰囲気のある高校生・立葵に出会う。
店頭で商品を落とした客に毅然とした態度で注意をする強い正義感を持つ一方、
不器用な優しさが垣間見える少年は、旭の中で強く印象に残った。
しばらくして再び来店した立葵に旭は「あなたのこと、気になるんで」と告げられる。
動揺しつつも店の手伝いを頼むことにした旭だが、
立葵のことを知れば知るほど可愛い一面が見えてきて…?
クールだけど素直で大胆な一面もある立葵の言動を柔らかく受け止めてくれる旭の穏やかな優しさに、普通に人として憧れます。
綺麗なな花や植物の絵も多く、柔らかな雰囲気なので読んでいるこちらも穏やかな気持ちにさせてくれる作品です。
おわりに
BL作品は登場人物のバックグラウンドが丁寧に描かれているものが多いので、さまざまな心の機微や心意気に触れられることが多いですし、BLという枠に収まらないような作品もたくさんあります。
男性目線でのものの見方などを知れるのも魅力の一つだと思います。
あとは単純に登場人物がほとんど男性なのでずっと色んなタイプのかっこいい、かわいいに浸れます!笑
本当に素敵な作品ばかりなので、ぜひ読んでいただきたいなと思います。